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【医学部編入】4科目大学の物理の難易度について

こんにちは!

 

本日はターゲットが絞られてしまいますが、物理の出題レベルのみに着目した大学の試験難易度を見ていきたいと思います!

 

※ただ問題の難易度を見ているだけなので、問題が簡単だから合格しやすいといった相関は全くありません。

 

 

物理難易度

まず初めに結論から申し上げますと、

新潟〈浜松医科=北海道〈島根=香川

な印象です、個人的に。

 

新潟は有名ですが、全問高校範囲、大学範囲が出ても慣性モーメントくらいです。

ただ数学の基礎知識が必要ですね。

H29年度の物理は相加平均と相乗平均の関係を知らないと証明できない問題がありました。

(エントロピーの変化量が正になる証明だったはず?)

 

センター試験の最大値、最小値の問題って基本は二次関数の変形から求められると思いますが、時々この関係式を使わないと解けない問題があるんですよね。現役時代にそれで四苦八苦したのを久々に思い出しました、、、

 

 

浜松医科は典型的な、物理の問題、てのが出される印象です。

なので対策のしやすさでいうとかなり上位かと思います。

KALSのテキストに載っている問題を網羅すれば十分です。

 

また、浜松医科は一年おきに、出題分野のローテーションがほぼほぼ規則的に繰り返されるので、分野を絞った対策も可能という点が大きいですね!

 

 

北海道大学は29年度以前と30年度以降でガラッと変わった印象ですね。

29年度以前は物理学の知識と計算力をバランスよく評価する問題な感じでした。

対して、30年度以降は計算力に重点を置いた感じです。

特に30年度は問題も典型問題といった印象で、完答者も多かったんじゃないかなと思います。

31年度の物理の大問1は、物理のベース(高校物理)が出来ている人とそうでない人で差がつきそうな問題でしたね。

速度が鉛直方向の成分も持つので、水平方向と鉛直方向で分けてEOMを解いて最後に三平方で速度の大きさに変換する、といったところでしょうか。

 

 

島根は基礎半分と応用半分と、出題を二分していますね。

基礎の穴埋めで漏れなく満点を確保して、応用の方で部分点を攫いに行くというのがベターかと思われます。

 

島根は流体力学や応力の出題もあるので、ベルヌーイの法則や基本公式をしっかり押さえておくことが重要かと思います。

一題一題丁寧な誘導がついていますので、それにしっかり乗れれば高得点が期待できます。

 

 

香川は物理の基礎知識を基に、数学的な要素を付加している印象です。計算に関してのみ言えば、香川が最も難しいかな、と感じます。

物理系と非物理系で差が出やすいので、物理系のオアシスと呼ばれているんでしょうか。

 

ただ香川の問題も誘導はしっかりしてくれているので、全問完答を目指すのではなく、部分点を攫っていくという気持ちで臨んだほうが良いと思います。

 

 

最後に

本日は、4科目大学の物理にのみ着目した難易度を見てみました。

文系の方でも、しっかり対策すれば浜松、北海道の物理は十分に対応できるのではないか、と思います。

 

物理は編入試験では優先すべき科目ではないので、流し読んでいただければと思います。