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~メーカー研究職から医学生へ~

【医学部編入】2019年実施の香川大学の物理について

こんにちは!

お久しぶりです!長らく更新が途絶えて申し訳ありません。。。今後も緩く更新していこうと思います^^

 

今年の編入試験も終盤ですね!合格された方、おめでとうございます!!来年から医学を修める者同士、頑張りましょう^^

 

まだ合格されていない方も、継続して対策してきた方は、徐々に一次突破をしてきたのではないでしょうか?二次がこれからという方は面接前にもう一度自身の志望動機とビジョンを明確にして説明できるようにしておきましょう。ただ面接ばかりは相性(アドミッションポリシーetc)もありますので手応えが良くなくても考えすぎない方がいいと思います。個人的に面接だけは反省する必要ないと感じています。

 

本日は今年の香川大の編入試験の物理について少し書いてみようと思います。休憩時にでも読んでみてください。

更新時期が微妙な時期になってしまいましたが、来年以降の受験の参考程度に読んでみてください!

香川大学

香川は例年通り大問2問構成で電磁気学、熱力学からの出題でしたね。

どちらも半分ほどは基本的な問題ですので漏れなく解答したいところです。サイクロトロンの問題は高校で物理選択だった方は一度は見ているのではないでしょうか?

①電磁気

電場と磁場を印加して荷電粒子を加速するのに使用する装置ですね。一昔前ではセンター試験に穴埋めで出てた気がします。 とまあそれくらい問題として出しやすいテーマでもありますのでこの機会に覚えてしましましょう。

 

サイクロトロンの装置はディー電極が使用されます。一対のディー電極を用意し、電極間にのみ電場を印加する事で粒子を高エネルギー化していきます、ディー電極には磁場を印加して円運動を誘起します。こうすることで半径を増しながら粒子が高エネルギー化されていきます。

 

余談ですがサイクロトロンと似た加速器にシンクロトロンというものがあります。どちらも加速器ですがサイクロトロンでは直流磁場が使用されて軌道半径を増しながら高エネルギー化されるのに対して、シンクロトロンでは交流磁場を利用することで軌道半径を一定に保ったまま高エネルギー化します。

 

有名なシンクロトロン施設に放射光を利用する兵庫県のSpring8があります。物質の構造解析に利用します。放射光を試料に照射し散乱光を基に構造を決定します。

 

この時に利用するのが、ブラッグの式です。ブラッグの式は編入試験でも問われることがありますので確認をお勧めします。たしか滋賀医科大の過去問にあったかと思います。

 

と余談が長くなりましたが編入試験で押さえておいても良いかなと思うのは、ブラッグの式、シンクロトロンてのがあるらしいてことくらいです。 ちなみに放射光は光速に近い速度で運動する電子の運動方向が変化した時に、接線方向に放射される電磁波と定義されます。

 

②熱力学

次に熱力学ですね。
この手の問題はかなりよくみまます。断熱変化→ポアソンの関係式、PV^γ=一定、TV^(γ-1)=一定、第1法則U=Q-W=PΔVをすぐに出してください。
あとは定積変化、等圧変化、断熱変化ごとの積分で解けます。

ただ断熱変化の積分はポアソンの式を使ってγが出てくる計算になるので重点的に復習しておきましょう!今年の新潟でも同様の問題が出題されていますので。

 


あと昨年の新潟の問題で出たようですが、真空中への仕事は0です。慌ててると忘れがちですので今一度確認しておいてください。

最後に

 本日は今年の香川大の物理について書いてみました!

難易度は例年通りかなと印象です。対策していた方は冷静に解ければしっかり得点できたのではないでしょうか?

 

次回は島根大学の問題にフォーカスした記事を書こうかなと思います!筆記試験がこれからなので来週末くらいに更新したいと思います。

 

読んでいただきありがとうございました^^