医学部学士編入へ

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【医学部編入】医学部学士編入試験の難易度や諸々

こんにちは!

本日は学士編入試験の難易度や受験に関する諸々について見ていきます!

 

 

 

倍率について

初めに、倍率に着目した編入試験の難易度を見ていきたいと思います!

 

編入試験の倍率は10倍以上の大学がゴロゴロあります。しかし、実際に編入試験を経験し、個人的に感じた難易度は、違うものでした。

 

率直に申し上げて、編入試験の実際の倍率は4,5倍ほど、ではないかと感じています。 その理由について説明していきます。

 

①合格レベルに達していない受験生が多い

先ずはこれです。

編入試験は学士の資格を所持していれば誰でも受験できます。

 

出願資格のハードルが低いため、合格レベルに達していない層が試し受験や記念受験をします。そのため全体の倍率としては10倍以上の高い数値となってしまっています。

 

なので実際に合格レベルの受験者層にフォーカスした倍率で言えば、はるかに低いものになっていると推察できます

 

 

②追加合格

次はこれ、追加合格です。

前述した通り編入試験の受験者のレベルは幅広いです。

 

また編入試験では、複数校を併願することが出来るため、上位層には複数校から合格を獲得する受験者が出てきます。そのような方々は進学先以外の大学は辞退するため、追加合格者が一定数出てきます。大学によっては追加合格者を含めれば、定員の1.5倍以上の合格者が出ます。

 

以上の理由から、編入試験の実倍率は4,5倍ほどにまで低下していると考えられます。

現に私も複数校の二次試験を受験しましたが、周りの受験者の顔ぶれはほぼ同じでした。

 

 

次に出願書類、筆記試験と面接試験について考察していきます!

 

 

出願書類について

出願書類について見ていきましょう!

 

出願に必要な書類は大学によって多少異なりますが、どの大学も卒業証明書、成績証明書は必須となります。また、大学によっては課題作文や志望動機書、指導教官の推薦書が必要となります。

 

一次試験を突破した後の面接では、殆どの大学で出願書類を基に質問をしてきます。

そのため、課題作文や志望動機書の内容はしっかりと練っておく必要があります。

 

書類を作成する際は、家族や友人に添削してもらうようにしましょう! 他者に見てもらうことで、内容の客観性や伝わりやすさが確実に上がります

 

また、余裕があれば、面接官が質問したくなるような論理の穴を敢えて作り、餌を撒いておくこともしてください。(私はこれを実践することで面接も自分のペースで進めることが出来ました。)

 

ただし、穴を作るのは一つにしてください。撒きすぎると単純に文章力のない人だと思われます。

 

 

筆記試験について

例外はありますが、多くの大学が一次試験に筆記試験を実施します。

 

編入試験の筆記試験は生命科学+英語の二科目型から、物化統計を加えた多科目型の大学があります。

 

どちらの型でも言えますが、編入試験の生命科学の出題範囲は膨大です。大学ごとに出題範囲に偏りはありますが、編入試験は複数校を併願することが大前提ですので、基本的に網羅的に学習する必要があります。

 

筆記試験対策で最もウェイトをかける必要がある、生命科学の必要な到達度について、説明します。

 

生命科学は要項集の内容のみを徹底して学習すれば、どこの大学の筆記も通過できるレベルに達します。前述したように記念受験層もいますので、この難易度は決して高くはありませ ん。基礎的なところを漏れなく抑えることが出来れば十分、一次試験を突破できるレベルまで持っていけます!

 

 

小論文について

次に小論文試験についてお話します。

 

小論文は多くの大学で、二次試験として面接と共に課されます。小論文は自然科学系の科目と異なり、対策がし辛いと思います。

なので後日、私が実践した対策方法を書きますので、参考程度に読み流して貰えたらと思います!

 

小論文は、読書量や国語力は全く関係ありません。書き方のフォーマットを抑えあえすれば大きな失点には繋がりません。

 

 

面接について

編入試験の最後の関門は面接ですね!

 

面接試験は多くの大学で二次試験として課されます。

面接の配点は点数化している大学もありますが、ブラックボックスの大学が多いです。

 

また大学によっては面接、経歴重視といった大学もあります。そのような大学の場合、正直対策が難しく、相性や運の要素も効いてきます

 

なので面接のことは先ずは考えなくていいです。出願書類に記入する内容さえしっかり練っておけば、面接のことは一次通過後に考える程度にとどめておきましょう。

一次に通過できる学力があれば複数校二次に進めます。その中から縁のある大学から合格を貰えればいいや、程度に考えておいたほうが良いです。

 

ただし、定番の質問(医学分野を志望した理由、キャリアビジョンetc)の返答については考えておきましょう。

 

 

受験費用について

次は切っても切れないお金の話をしていきます。

 

編入試験はお金がかかります。

受験料が1校3万、それに加えて移動費、宿泊費がかかります。一次を突破すれば移動費、宿泊費は二倍かかります。

 

平均して1校あたり7,8万ほど見ておきましょう。なので4,5校受験すると~40万ほど必要となります。社会人であれば大した出費ではありませんが、学生や会社を退職して受験に臨む方には痛い出費になります。

 

一次試験対策も重要ですが、費用の面も計画的に貯蓄しておきましょう!

 

また、あまりお勧めしないのが、バスでの長距離移動です。

体力を消耗しますし、ベストコンディションで試験に臨むのが難しくなってしまうので、なるべく利用しないようにしましょう。新幹線や飛行機を利用して、前日の17時にはホテルに到着するように余裕をもって移動するようにしましょう!

 

 

まとめ

 

・編入試験の実倍率は4,5倍程度

・出願書類の内容はしっかり精査

・生命科学は要項集を徹底

・面接対策は先ずは考えない

・受験費用の計画的な貯蓄

 

本日は、倍率に着目した編入試験の難易度やその他色々を見てきました!

 

編入試験の実倍率はデータ上の倍率よりも遥かに低いことを分かってもらえたと思います。

再受験の倍率と比較しても大差ないですので、編入か再受験で悩んでいる方がいれば、編入試験の挑戦も考えてみては如何でしょうか。