医学部学士編入へ

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~メーカー研究職から医学生へ~

【医学部編入】志望動機書の作り方

 

こんにちは!

 

本日は息抜きもかねて、私の大学時代の研究を簡単に紹介していきます!

それにプラスして、全く医学とは関係ないような分野の研究経験から、どのように編入試験の志望動機につなげたかも併せて触れて行こうと思います!

 

 

強相関電子系の物理学

強相関電子系と言われても殆どの方がさっぱりですよね。

こちら強相関電子系 - Wikipediaを参考にしていただければ強相関電子系とは何ぞや、というのが分かると思います。

 

ご存知の通り物質は分子から、分子は原子から成り立っており、その原子は原子核とその周囲を周回している電子からできています。

 

原子物理の学習をし始めた方は分かると思いますが、電子軌道の中でも外殻側の軌道に存在する電子は、スクリーニング(遮蔽)効果により、原子核の正電荷からの正味のクーロン引力が減じています。

 

銅やアルミニウムのような金属では、スクリーニングにより外殻電子にはクーロン相互作用がほとんど働いていない、自由電子として振舞います。(要するに電子相関が弱い)

 

対して遷移金属ではその遮蔽が不十分なために、電子間の相互作用(電子相関)の寄与が大きくなりバンド理論で予想される物性と異なる物性が観測されるようになります。(電子相関が強い)

 

とまあ上記の様に医学とは全く異なる研究でした。

 

では次にこのようなバックグラウンドからどのように編入の志望動機に繋げたかをお話しします。

 

 

志望動機書の作成

志望動機書の作成の手順を説明します。

 

編入試験では経歴の説明も重要でしょう。人生の転機(大学入学や卒業、入社)の時になぜそのような決断をしたのか?ということを自問し書き出しましょう。

その状況から何故、編入を志望するに至ったかを考えましょう!

 

私の場合、大学院ではモノづくりに応用が期待されている現象の基礎研究を経験することでメーカーの研究職に興味を持ち入社しました。

入社し、大学時代の基礎研究から比較的応用に近いところの研究を経験することで、自身の研究の成果が商品という形で社会に還元されることにやりがいを感じるようになりました。

 

しかし、どの分野の研究もそうですが、手がけた研究が必ずカタチになるとは限りません。

特にメーカーでは実らなかったシーズ研究で得た知見は、商品化されないのであれば無駄になるものも多々あります。

 

そこで私はより社会に還元しやすい分野で研究をしたいと考えるようになり、調べていくうちに、未解明な事象も多く、研究の成果も病気の治療に直結する医学の分野を志望するようになりました。

 

大まかに上記のような流れで志望動機書を作成しました。

(勿論これだけだと穴だらけなので志望動機書はもう少し丁寧に記載しました。)

 

流れを要約すると、

 

現在までの経歴の説明

現状への不満、理想とのギャップ

医学の分野でこそ、自己実現できるという主張

 

てな感じです。

 

現状に不満な点があり、それが医学の分野で解消されるんだ!という点について深堀して練ってみてください。

 

勉強対策に時間がとられて、志望動機書の作成にあまり時間を費やせないことと思います。しかし志望動機書は面接試験で重要な試料となります。勉強の合間や集中力が切れた際に、息抜き程度で少しずつ考えていきましょう。

 こちらの記事にも出願書類の書き方を記載しているので参考にしてください。

 

delta-s.hatenablog.com

 

 

おわりに

本日は、私がしていた研究の紹介と、そのバックグラウンドを編入の志望動機にどのように繋げたのか?という点を書いてみました。

医学と関係ない分野出身の方は参考にしてみてください。